追記4.29
1955年4月29日、競馬場線が開業したそうです。今日で65周年。65年間こんな状況は経験がなかったでしょうが、これからも競馬ファンの足としてよろしくお願いします。
先週から東京競馬の開催期間となりました。4月末から第2回、第3回の開催が連続し、6月末までの長期間、京王線は観客の輸送を担います。
競馬ファンにとっては、NHKマイル・ヴィクトリアマイル・オークス・ダービー・安田記念の5週連続G1に注目したいところですが、なんなら現地で観戦したいところですが、現時点でもう既に、ダービーの日である5月末の開催までが無観客となることが決定しました。
さて、無観客ダービー、悲し過ぎますが競馬の話題はさておき、本題の観客輸送を担う京王線について。東京競馬開催日は毎日、京王線では臨時列車の運転があります。その臨時列車もしばらく運休となるわけですが、去年の写真からその様子をどうぞ。
※この記事では2017年改正以前の競馬臨についてはほぼ触れません。悪しからず。
①競馬準特
競馬準特充当前に数本、東府中〜府中競馬正門前のシャトル運用に入ります。
競馬準特は、現ダイヤでは2本運転されることになっていて、実際に改正当日と改正翌日に運転されました。
この競馬準特、5000系での運転も存在します。というよりしていました。
現ダイヤでは、多客時のみ運転の3本目のみ5000系の運用。この状況が続けば一度も運転されずなんてこともありそうですが。
線路に雑草が生い茂ってるあたり競馬場線らしさがあります。2019年改正のダイヤでは、開催日は毎日一本運転されていました。5000系の準特急定期運用はこれだけです。
2018年改正のダイヤでは3本設定があるうち全て5000系での運用でした。というのも、新宿到着後折り返しライナーになるようダイヤが組まれていたためです。しかし、高尾山からの上りライナーの運転時期と重なることも多く、競馬準特用のスジが設定されるようになりました。5000系でない列車においては競馬非開催日は、調布始発の準特急として運転されます。
②競馬急行
競馬準特は、2018年改正で新設された列車です。それ以前は、競馬臨の新宿行きは全て急行列車でした。現在でも2本の設定があり、都営新宿線への直通に対応していない車両が新線に入線する珍しい列車です。(8両編成は各停の定期運用が早朝深夜にあります)
新線は分割編成の入線ができないため、8両固定編成のいない7000系は、現在競馬急行1本目でしか新線新宿行の表示は見ることができません。幕車での運転の場合、種別幕に加え、行先幕も緑になるため、非常に人気が高いです。
8両編成は、急行運用自体にある程度レアさがあります。
昨年には、ダイヤ乱れのため桜上水止まりで運転されたこともありました。それほど新宿方は余裕のないダイヤ設定なのでしょう。
2013年までは新宿行きの設定もありましたが、以降は全て新線新宿行で運転されてきました。
大きなレースが開かれる日には、競馬場線内のピストンが競馬急行運転時間帯のみ、キャパシティの関係上飛田給まで一部回送されていたことを利用し、飛田給で各停に連絡する急行飛田給行も運転されたことがありました。
コンデジ時代の写真を。
③ピストン輸送
競馬場線のピストン輸送には、平日および土休日の夜は7000系2両編成が運用されます。
ワンマン対応車である、7421Fまたは7422Fが運用に就きます。土休日が実質的な休みであるため、動物園線で車両検査時稀に起こるツーマン代走は、こちらでは滅多に発生しません。
ところで、競馬開催期間中は、平日含めこの9000系とターフィーくんが描かれたHMが取り付けられます。
休日は9000系の8両編成に掲出されます。ピストン運用は、競馬急行、競馬準特に関連の列車を除き、全て8両編成で運転されますが、いつかのダービーの日に、1度だけ10両編成が使用されたことがありました。
ちなみに、2010年から2013年までは都営車がピストン運用を担っていた時期もありました。当時京王線内での都営車運用が少なかったための距離調整によるものでした。現在は都営車も10両化が進んでいるほか、相模原線から都営直通運用が10分毎に運転されていて、距離調整の必要性もないため、今後競馬場線に都営車が入線するというのは、ほとんど見ることはないでしょう。(2017年4月に、10-370Fがダイヤ乱れのため競馬急行での入線がありますが)
残念ながら写真がなかったので、気になる方は検索してみてください。