いつの間に発表されていた2019年度の乗降客数。
ということで今回は、過去4年分の乗降客数データをまとめて見たので、それを基に考察していこうと思います。
京王のターミナル駅といえば、新宿駅と渋谷駅です。特に新宿駅に至っては、小田急を遥かに凌ぐ民鉄トップの乗降客数を誇っています。京王と小田急で20万人以上差が開いているのは驚きですよね。
2018年度 797,378→2019年度 788,567 -1.10%
乗降客数1位
その新宿駅ですが、近年の増加一転、今回の発表では1%以上の大幅減となりました。
ラグビーW杯などで需要も高まったであろう京王新宿駅ですが、コロナの影響でしょうか。1ヶ月の自粛でも大きく数字に響きます。来年もおそらく減少になると思いますが、再来年は2018年度以上の水準まで回復しているといいですね。80万人を超える乗降客数を捌く対策にも期待したいところです。
・渋谷駅
2018年度 362,418→2019年度 360,655 -0.50%
乗降客数2位
渋谷駅も過去3年は増加傾向が見られましたが、一転減少となりました。この事態が収まればまた増加傾向の戻るでしょう。
続いての章は引き続き乗降客数の多めなベッドタウンに設けられた駅を。
2018年度129,968→2019年度 130,065 +0.07%
乗降客数4位
2012年に長らくダイヤ上のネックとなっていた平面交差が解消され地下化された、イマイチ面白みに欠ける我らが調布駅が4位にランクイン。調べた4年分全て増加していました。特に2016→2017の+5%はすごいです。今も続く地下化後の再開発が、乗降客数の増加を後押ししているのかもしれません。都心へのアクセスが良くて、本当にいい街ですよー(笑)
2018年度 90,216→2019年度 90,353 +0.15%
乗降客数9位
こちらも駅周辺の再開発が進む多摩センター。サンリオピューロランドの最寄駅で、日本人だけでなく、外国からのお客さまの利用も多い駅です。駅のサンリオの装飾が印象的なこの駅も、今回の統計では珍しい増加の駅。多摩モノレールの町田・八王子延伸など、実現すればさらに利便性が向上していきそうな街ですね。京王線、小田急線共に朝に始発列車があるのも魅力です。
2018年度 90,316→2019年度 88,769 -1.71%
乗降客数10位
こちらも京王系の商業施設、ル・シーニュが開業するなど、発展ぷりを見せていましたが大幅減少に転じました。コロナがなかったらどうなっていたのか、微妙なラインです。住み良い街として名高く、八王子町田に次ぐ多摩地域第三の人口を誇る府中市ですが、そろそろ飽和傾向なのかもしれません。ちなみに府中駅と京王多摩センター駅が今回の結果で順位が入れ替わっています。ここまで上位が入れ替わったのは久しぶりではないでしょうか。
2018年度 83,666→2019年度 83,257 -0.49%
乗降客数11位
下りでは23区内の最後の駅となります。近年準特急も停車するようになり、利便性の大幅な向上から注目が集まり、増加傾向を見せていましたが一転減少です。有名な観光施設などないことも影響しているかもしれないですね。しかしまぁコロナがなければ増加していたレベルでしょうが。
・仙川駅
2018年度 82,535→2019年度 82,714 +0.22%
乗降客数13位
ベッドタウン駅というかどうかは微妙ですが、まぁいいです。掘割構造で立体交差化されている仙川駅は、連続で増加し続けています。停車する最速達種別は区間急行と、地味さは否めないですが着実に成長をしている駅でしょう。千歳烏山と順位が入れ替わるのもそう遠くなかったりして。同じ調布市内とは思えないオシャレな街です。
さて、まず第一弾で7駅紹介しました。今後一日おきにこの企画が入ります。ぜひ読者登録していただき、最後まで読んでいただけると嬉しいです((
ではでは。